GeshiFes2005
http://geshifes.cultivaders.com/
に行ってきました。
キャッチコピーは「でんきを消して、スローな夜を。100万人のキャンドルナイト。」
(100万人のキャンドルナイトは→http://www.candle-night.org/)
夏至の日の長さを電気を消して体感しよう、というやつですな。
しかしながら高度資本主義社会における都市的生活を享受しまくってる僕には、なかなかスローな夜を過ごすのは難しいですね(いや別にそれを受け入れている人を批判しているわけじゃないが)。
sing02のライブは楽しかったのだが、音がなくなった途端宙ぶらりんになって、帰りたくなってしまった。
いつでも音を聞ける環境にいるのが普通。
家に帰れば、朝まで電気つけて起きているのが普通。
PC24時間つけっぱなしでADSL常時接続が普通。
いつでも音を聞き、朝まで電気をつけ、インターネット常時接続、僕にとってはそれが日常。
それは経済的に豊かなこの国における僕の日常なわけです。
そんなわけで先週ゼミでもちょっと話題になりましたが、「スローライフで自分らしい生き方を!」言われても、それが単に発展途上国的生活をモデルにしたものに留まってしまうなら(ちょい乱暴な言い方だな)、「自分らしい」とは露ほどにも思えない(そしてそれは経済的に豊かなこの国だからこそ「モデル」として消費できるものに過ぎない)。
僕はそのような「モデル化された」生活を送ったところで、自分のこの日常のけだるさを払拭できるとは思えない。
画一化されたものに対するけだるさを払拭するには、自分が音と電気にまみれていている生活を送っているということを認め、その地点から自分にとってのオルタナティブなものを探さなければいかんなと思うわけです。
少なくとも「僕」が「よりよい生活」を送るためには。
まぁでも単純にろうそくの光はきれいだ。